よりスムーズで快適な健診の受け方
みなさまこんにちは、ぼぶです。本日は健診施設での健診をスムーズに行うための工夫をお伝えします。
健診着に着替える
健診施設での健診では、よほど簡易的な健診内容でない限り、健診着が渡されます。前開き型、スモッグ型(上からかぶるもの)、上下分離型、ワンピース型などがあります。着替えるのが面倒だなと感じられるかもしれませんが、よほど採血のみなど簡単な健診でない限り、健診着を着用しての受診をおすすめします。理由は
- スーツのシャツがシワにならない
- 自分の体液や血液、バリウムや水などで服が汚れない
- 腕をまくったりお腹を出す際に簡単に出せる
です。服は汚さないだろうと思っていても、ふいに汚れてしまうことも多いので、気を付けていただきたいです。
また靴下ですが、こちらも検査のしやすさを考えて(特に心電図や手足にコードなどを着用する検査)できるだけ脱いだほうがいいです。ただ、施設によってはスリッパをはいて回る所もあります。除菌滅菌の処置はされているとわかっていても気持ちよくはいて回ることができない方もいると思いますので、その場合はくるぶし丈の靴下などを持参し、履き替えてからまわるといいと思います。
装飾品について
指輪やネックレス、時計やヘアアクセサリー、メガネなどの装飾品が健診の邪魔になってしまうこともあります。極端なことを言ってしまえば装飾品がまったくない状態で健診を受けることが一番スムーズです。
しかし様々な理由で装飾品をまとったまま健診を行っている方も多くいますので、貴重品用カギ付きロッカーや貴重品用の小さいバッグなどを採用している施設では、そちらの活用も考えてみてください。
私事で採血に関して一言いうならば、時計や壊れやすい指輪やブレスレットなどはできるだけ最初から外していただいたほうがありがたいです。着用したままで行うこともできますが、検査のため腕を動かす時、時計では文字盤の所のガラスに傷がついてしまうのではないかなどを心配してしまいます。外した際には装飾品を忘れない、破損しない、紛失しないためにも、自己での管理はしっかりされてください。
女性の健診の場合
女性は男性と比べて特にブラジャーや装飾品などが多く、健診の際に煩わしさのもとになってしまう事柄が多いです。
健診着は女性が下着を着用しなくても乳首など見えないように配慮されているデザインが多いのですが、それでも前開きの浴衣タイプのものはひらひらしてしまい中が見える恐れがある、スモッグ型の健診着も透けにくい暗く濃い黒や紺色のデザインのものが多いですが、薄く健診しやすい作りなので胸部など体型がかなりあらわになってしまうなどの悩みがあります。
そこでわたしがおすすめしたいのは、某衣料品メーカーが販売しているワイヤーのないブラジャーとタンクトップが一緒になったタンクトップの着用です。このインナーであれば、脱ぎ着しやすくレントゲンや心電図、超音波などスムーズに撮影することができます。
ここで注意していただきたいのはキャミソールタイプのインナーです。プラスチック製のストラップはレントゲンの際に邪魔になってしまいますので、このタイプのインナーは避けたほうがいいと思います。
冬の健診
わたしは健診施設に勤めるまで、健康診断は春か秋にやるものだと思っていました。しかし企業によっては真冬に健診を行います。正直とっても不憫なのですが、、、というのが血管収縮で採血をとりづらいコンディションになってしまうのですが、、、仕方がないですね。
さて冬の健診ですが、施設は暖房施設がしっかりしていますが、健診着は先ほども記したように薄い生地のものが多いです。そのため、基本的に寒さを感じやすい恰好で健診を受けていただくことになりがちです。
大抵の健診では前日から食事制限があり、当日も飲料制限があります。実は自分の体にとってあまり快適ではない条件の中健診を行うことになるのです。その中でいかに自分の体を温めながら健診を受けるかがカギになります。施設にあるガウンや毛布、カイロを持参することで寒さ対策ができるかと思います。
この記事を書いた人
- 何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
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何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
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