公務員保健師として働くということ
こんにちは、保健師のアオです。
私は現在、民間で保健師として勤務しています。
ですが、以前は市町村保健師として勤めていたこともあります。
同じ保健師でも、職場環境や求められること、必要なスキルが異なります。
今日は、市町村保健師として働いていた頃のことを思い出して、ご紹介したいと思います。
保健師である前に役所の人間
住民から見ると、保健師であろうと事務職であろうと、役所の職員であることに変わりありません。
窓口や電話で対応する時には、「役所の人だから、何でもわかるでしょ」「役所の人だから、何とかしてくれるでしょ」ということ前提でお話される住民が多い。特に高齢者の場合だと、そのような傾向が強いように感じました。
なので、ある程度は広く浅く役所の仕事を知っておく必要があります。
◯◯のことは△△係が担当。など、どの部署がどんな仕事をしているのか、興味を持ちながら把握するよう努力していました。
新人研修の内容が ザ・役所
新人研修は事務職や他の技術職と一緒に行いました。内容は例えば、「財政とは」など…保健師の仕事とはあまり関係ないことが盛りだくさんでした。眠くなるような内容ばかりでしたが、保健師として事業を企画する上で予算など色々と関わってくるので、必要な勉強だったんですよね。
新人時代には数日間の泊りがけの研修もあり、大変でしたが仲間づくりの良い機会になりました。
職場の構成も ザ・役所
直属の上司は係長。その上に課長。
病棟勤務とは全く違う環境です。
そきて周りは事務職が圧倒的多数。
服装も白衣ではなく、一見保健師も事務職も区別はつきません。
介護保険や生活保護など、連携のとりたい係が同じ庁舎にあるので、仕事がスムーズにいくという利点もあります。
小さなお子さんがいる家族が転入されると、住民届の係から保健師のもとへ引き継ぎされる仕組みもありました。
小さな町の役所だったので、顔の見える関係で連携のとりやすさがあったのだと思いますが、大きな役所だとなかなかこうはいかないみたいですね。
保健師にはあまり関係ない、役所の仕事もたくさん!
例えば、選挙の事務。休日返上でお手伝いします。
あとは、市町村で営業している道の駅のお手伝い。連休など借り出されることもありました。慣れないソフトクリーム作ったり…笑
土日は役所はお休みなのですが、各種届出や証明書の交付などで窓口に来る方はいます。その方の対応のため、当番制で役所の窓口に出ることもありました。年に数回でしたが、慣れない仕事なので緊張でした。死亡届とか印鑑証明とか…。お願いだから誰も来ないで〜と祈りながら、1日過ごしていました。
保健師の仕事…事務仕事が多い
例えば、健診の案内発送作業。案内を作成、印刷して、封筒に詰めて…という地味な作業も保健師の仕事です。
最初は戸惑うこともありましたが、やっているうちに「こういう作業好きかも」と思うようになりました。
ちなみに、事務職はやはり事務作業が早い!封筒に詰めたり、電卓をたたいたり…
なので、すごく細かい数字までチェックされるので、大雑把な私は結構ミスを指摘されていました…笑
保健師の仕事…役所ならでは
地域で開催する健康まつりで、血圧測定や健康相談コーナーを担当します。お祭りごとなので、深刻な相談はほとんどありませんが、健康管理のアドバイスをしたり日頃健康のために取り組んでいることを支持したり。
町主催のスキー大会では、救護係としてお手伝いもしました。寒いスキー場で、結構過酷でしたが、いつもと違う環境でのお仕事は楽しかったです。
お給料は最初は低い、でも安定している。保健師手当がつく。
病棟勤務と比べると、夜勤もありませんのでお給料は少なくなりました。
でも、年々少しずつ上がっていく仕組みになっているので、将来は安定!だと思います。
また、役所によるとは思いますが、大抵保健師手当がつくようになっています。
事務職の人にはよく、「保健師さんはいいなぁ」と言われました。
デメリットとしては、公務員なので自己都合で退職した場合は失業手当はもらえないということでしょつか。
このように、役所に勤めて初めてわかること、驚いたことが色々ありました。
良い経験でしたし、結婚により転居しなければずっと勤めていたかったなぁとも思います。
この記事を書いた人
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。
現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。
主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。 現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。 主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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