既卒の扱い方、扱われ方
こんにちは。おじゃりんです。私がパートで勤めている病院の部署にも4月に新入職者が加わりました。
新卒で毎日緊張しながら通う新卒者がいれば1か月たって落ち着きを見せる既卒入職者もいます。私も新卒で入植した職場で既卒者を迎える立場になり、3つの病院に既卒者として入職しました。
そこで今回は、病院や人によって違う既卒者の扱い方、扱われ方について振り返ってみたいと思います。
既卒の同期と一緒に働いていて思ったこと
私が初めて務めた病院の部署は大所帯だったため、同期の人数も10数人いました。そのうち半分は既卒者です。当然扱われ方は新卒の自分たちとは違います。
私たち同期は年齢や経験は様々でも仲が良く、仕事でもプライベートでもよくつるんでいました。
そのため既卒者から自分がいる病院との違いもちょくちょく聞いていて、必ずしも今いるところがすべてではないし、いいところも悪いところもあるということを同期から学ぶことができました。
既卒の同期たちを見ていて感じたこと
確かに彼らもその病院に入ったばかりの1年生です。でも彼らにもそれまでの知識や経験があります。ところどころで窮屈さを感じていることが隣で見ていても伝わってきました。
1年目ながら生意気かもしれないけど、その病院でのやり方を教える一方で、既卒者たちの考えややり方を聞いてあげてもいいのではないだろうか?そのほうが発展的ではないのだろうか??と思っていました。
既卒者を迎える立場
ピッカピカの1年生で入職した自分も次年度には先輩として次の新入職者を迎えます。
大学病院だし、既卒者と言えば3年~5年くらい別の病院で経験を積んできている人ばかりです。2年目、3年目の自分なんてまだまだペーペーだし、既卒者にあほな姿を見せることが嫌でなりませんでした。
「経験値は私より高いんだから、私の下につかないでほしい・・・」3年目でリーダーをやってる身になっても私はやっぱり既卒が怖かったです。
歳もうえで、看護師としてのトータル経験が上の既卒の新入職に対してどこか先輩風を吹かせている人を見て「よく言うわ・・・」とさえ思ってしまいます。
既卒として入職してみて感じたこと
いくつかの病院を回っているし、病院内にもいろんな人がいるので病院単位であーだこーだいうことは難しいと思いますが、出来事、感じたことを挙げていきたいと思います。
経験者なんだからできるでしょ??
そんな感じで放り出すところや人もありました。
確かに点滴の作成方法や陰部洗浄のやり方などを一から説明してくれとは思いませんが、記録の仕方やオーダーシステムなど、その病院によって全然違います。
「わからなかったら聞いて」と言われても、何がわからないのかがわからないことだって当然あるのです。
やり忘れ、記入忘れなどを後から指摘されて「聞いてって言ったでしょ」と言われてもそのものの存在を知らなかったんだから聞きようがありません。困ります。
年下の子だと経験者だからと言って謙遜してくれる子もいます。自分も受け入れる側の時はそうでしたが、いざ受け入れてもらう側になると謙遜されるのもなんだか申し訳ない気持ちになることを知りました。
とにかく1から10まで教えてくれる
すごく丁寧に教えてくれる人もいます。とてもありがたいことではありますが、「知らないでしょ?」という感じで知っていることを教えられるとなんとも言えない気分になります。
しかも教えてくれたことが古いこともあるのでその時はますます反応に困ります。
でも善意で教えてくれているのです。ここは黙ってうなずいておきます。
結局はコミュニケーション
既卒として入職する側も既卒を受け入れる側もどこかやりにくさというものを感じずにはいられません。
「どこで何年どんな経験を積んできても新しいところに行けば誰でもみんな1年生」
確かにそうだと思います。今のところに来て数か月になりますが、やっぱりまだまだ分からないことがたくさんあります。覚えるのは大変です。人に意見している場合ではありません。
まずは粛々とその病院、その部署のシステムを覚える。
でも、患者さんへの接し方やケアの時に気を付けていたことがあれば、それは自分の色を出してもいいのではないかと思います。
私は最初に入職した病院を去るときに色紙をもらいましたが、先輩から「患者さんにやさしかったね」と書いてあるのを見てとてもうれしく思いました。だからこれからも患者さんに対していつもの自分でいようと思っています。
この記事を書いた人
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人と関わること、子どもと関わることが好きだけど、ものすごくエネルギーを奪われてしまうタイプの人間です。
子どもと戯れる生活になり、日々ストレスと驚きと喜びを感じながら生活しています。
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