ナースはつらいよ

病欠なんて無理!発熱くらいじゃ休めなナぃース

どうもこんにちわ!毎日仕事や育児でてんてこまいの卵胞ぷり子33歳です。時に主婦業がおろそかになり、しっかり者の旦那に甘えっぱなしの日々です。

今日はお休みなのでちょっとゆっくりめに起きたら、旦那がすでに娘にご飯食べさせてくれていました。感謝感謝の毎日です。あなたがいるから私仕事も育児も頑張ってこれた、ありがとう(泣)!

さて、今回はナースの体調不良による欠勤について少しお話させてください。「体調管理も仕事のうち」と新人の頃、叩き込まれた私たちナースですが、我々だって人間なのです。風邪くらいひきます普通に!

これはナースステーションで私が経験した、そして実際に見てしまった、つら~いナースの現状です。

具合が悪いと報告した時点でキレてる看護師長

「あれ?なんだか悪寒がするぞ?」発熱前のぞくぞくした感じがしました。私は、もしかして熱が上がってくるかもしれない、他のスタッフに迷惑がかかるかもしれないから早めに師長に報告しておこうと考えました。

「師長さん、なんだか悪寒がして・・・熱が上がりそうです」 私は申し訳なさそうに、師長に報告しました。きっと「大丈夫?」なんて優しい声を掛けてくれるんだろうな、そんな甘い考えを抱きながら。

しかし実際は、「熱は今何℃あるの!?ご飯は食べれたの!?今日はオペも重なってるし、早退なんて無理だからね!」
師長はそれだけ言って、会議にでかけて行きました。

まぁ、私の顔色とか見て、たいしたことはなさそうと判断したのでしょうが、新人だった私は唖然とその場に立ち尽くしてしまいました。

そしてその後も悪寒は止まらず、熱は38℃まで上昇しました、でももう師長に言えない(泣)!と思った私は、フラフラしながら就業時間までなんとか気力を振り絞り、やり切ったのでした。

座薬を刺しながら頑張るベテランナース

看護師歴20年目の先輩ナースが、今日もリーダーシップをとり、現場を仕切っていました。そして時々ハンカチで汗を拭きながら、息を切らしていました。

こんな大先輩が息を切らして頑張っているのだから新人の私たちも、もっと頑張らなくちゃいけないなと感心しておりましたが、お昼休みに私は見てしまったのです。

先輩がディスポーザブルグローブとキシロカインゼリーを持ってトイレに入っていくところを・・・。

私は仕事終わりにその先輩に聞いてみました。「〇〇さん、もしかして、今日体調悪かったですか?」

すると先輩は「あははバレた?そうなの熱があってねぇ、座薬を使いながら仕事してたの!よく気づいたわね」と話しました。

師長には報告したのか聞くと、「言わない言わない、言ったって休めないし、自己管理がなってないって怒られるだけだから!」

そして次の日も何事もなかった顔をしてパワフルにみんなをまとめるベテランナースの先輩なのでした。

インフルエンザになったら公開処刑

朝、ナースステーションに一本の電話が入りました。今日、出勤予定のナーススタッフからで、夕べから39℃の熱が出ているので休ませて欲しいとのことでした。

ですが看護師長は、「それだったらうちの先生に診てもらいなさい」とすぐにナースステーションに来るように指示しました。

発熱している先輩ナースはナースステーションで、体調をくずした理由について看護師長にみっちりお説教された後、内科医の回診の最後に診察を受けることになりました。

そしてインフルエンザであることが判明してしまいました。

その時、インフルエンザは流行していない時期だったので師長もまさかと思っていたらしく、自分が職場に来るように指示してしまったこともあり、感染を広げるわけにはいかないともう大騒ぎ。

インフルエンザに感染したその看護師を指差して「この子、インフルエンザだから!」と熱弁。スタッフ全員にマスクの装着とうがい、手洗いの徹底を促しました。

そして師長はその先輩ナースがまだナースステーションにいることも気にせず、足早に手洗い場に向かい、ガラガラと大きな音を立ててうがいをしていました。

ナースは24時間ナース

こうやって振り返ると本当にひどい看護師長だったなぁと思いますが、でもそれぐらい体調管理は大切だということなのかなとも思います。実際に看護師長は風邪ひとつ引いてるのも見たことがないんです。

白衣を着て現場に出ていれば皆、清潔感があって、しっかりと手洗いなどの感染対策をしているように見えますが、実は就業後の、白衣を脱いでからの感染予防も大切なのです。

電車のつり革、駅の手すり、コンビニのトイレのドアノブなど、勤め先の病院以外でも、感染源になりうるウィルスはたくさん潜んでいます。勤務時間外であっても、それらが体内に入ってくることを予防しなくては、体調管理が出来ているとは言えません。

病人を看るのが仕事の私たちですが、病人を看護するために時には自分の身体を犠牲にしたり、体調をキープするために若くてキレイなナースが腹巻をしたり、にんにくスープを飲んでいたりします。

患者の前で見せる笑顔の裏には、ナースのそんな苦労が隠されているのです。

この記事を書いた人

卵胞ぷり子
看護師になってから今年で14年目になります。長いようで早かった。とくに結婚して子ども生まれてからの速さったらほんと光の速さでした。最近では20代前半の後輩の話に全くついて行けず、すっかりおばちゃんですがよろしくお願いします☆
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踊る中堅ナース♪
卵胞ぷり子
現在はクリニックで管理職やってます

看護師になってから今年で14年目になります。長いようで早かった。とくに結婚して子ども生まれてからの速さったらほんと光の速さでした。最近では20代前半の後輩の話に全くついて行けず、すっかりおばちゃんですがよろしくお願いします☆

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