看護師あるある「夜勤明けの失敗」

「夜勤が終わった(*^▽^*)」or「夜勤が終わった(;´Д`)」の方それぞれだと思います。
私は、わが子が保育園や学校へ上がった時は、一人で過ごせる時間が嬉しくて寝る時間も惜しんでプライベートを楽しんでいました。
しかし、夜勤明けに数々の失敗をして、自分が感じている以上に夜勤のダメージを受けていることに気づきました。
他の同僚達に話すと沢山の夜勤明けの失敗あるあるが聞けましたのでまとめてみました。
余計なものを買ってしまう
3交代の準夜勤が終わり夜中に帰宅してどこのTVチャンネルをひねっても通販番組しかしていません。
「これでマイナス10歳美肌に」、「これだけでウエストにくびれができる」「今だけ○○○円のチャンス」なんてフレーズに心惹かれてしまいます。
普段ならば家族も一緒にTVを見ているので誘惑にかられることもないのですが夜一人ということもあるようです。
夜勤明けにサプリメント・化粧品を買ってしまった、運動器具を買ってしまったという人が周りに多くいます。
簡単に短時間で美しくなれる美容グッズに弱いのが看護師の性分かもしれません。
ちなみに私は、美容ローラーを買ってしまいました。最初のうちは、毎日使っていましたが、そのうち面倒になり子供のおもちゃになってしまいました。夜勤明けで買ったものなんてそんなものです。
余計な契約をしてしまう
時間の都合がつかず夜勤明けに何か用事を済ますことがありませんか?旅行の契約、保険の契約、子供の塾の契約・・・・など。
その時は理解して契約したつもりが、後になってみるとこんなオプションの契約したっけ?なんてことがよくあります。
夜勤明けの決断や契約はできるだけ避けましょう。
爆食いをしてしまう
夜勤明けは、視床下部にある満腹中枢がいかれている状態です。
いくら食べても満腹感が感じずメタボ体系になってしまう看護師が多いそうです。
また、夜は食べたものを栄養として代謝して体の組織に活かす時間帯でもあります。
この時間に眠らず働き、さらに夜勤明けに食べ過ぎると余分な脂肪になったり、代謝できず肌荒れを起こしてしまうこともあります。
食べ物ではなく水分やガムを噛むなどして対策するといいようです。
それでもどうしても満足いかない場合は、低カロリーな食品、低GI食、よく噛んで食べなければいけないものなど選択して健康に気遣っている人もいます。
約束を忘れてしまう
特に夜勤明けで眠っているときに電話が鳴り約束したことは忘れやすいものです。夢だったのか現実だったのかよくわからなくなります。
電話でのことをメモした字もあまりも汚くて読めなかったということもあります。
私は、子供の行事の変更のお知らせを受けたのをすっかり忘れ子供には馬鹿にされ恥ずかしい思いをしたことがあります。
不確かな時は、着信を折り返してもう一度確認をする、録音機能を使うなどして対策しています。
また、夜勤明けに深いねむりに耽り目覚ましアラームにも気づかず約束時間を過ぎてしまったというのもよく聞く話です。
電車の気持ち良い揺れで眠ってしまい乗り過ごして約束に間に合わないこともあります。
信用を失わないように気をつけましょうね。
物をなくす
あまりの疲れでぼんやりとして持ち物を落として失くしたのか、スリにあって失くしたのか実際のところよくわかりません。
財布など貴重品の所在には気をつけましょう。
交通事故に遭いそうになる
車通勤をしていていると、あまりの眠気でふと意識がなくなった時に反対車線に入っていたなんてことがあります。
実際、反対車線の車の車体を擦ってしまった人は何人か知っています。
眠気を感じた時は近くの駐車場に車を止めて一時仮眠をとって休むのが一番の予防策です。
しかし、雪国で生活する人は、車中の仮眠するときに気をつけなければいけないことがあります。寒いのでエンジンをかけて暖房をつけたまま眠り、排気口が雪でふさがり一車内で酸化中毒のため亡くなってしまったという看護師の悲しい事故が過去にありました。
くれぐれも雪の日は、こんな事故にならないようにしてくださいね。
歩行中も注意が必要です。普段は気づく音や気配に気づかないこともあります。
物騒で何が起こるかわからない世の中です。十分気をつけて何よりも大切な命をまもりましょう。
夜勤明けは、自分にあまり過信して行動しないほうがよさそうです。
普段とは違うという自分に自覚を持って、大丈夫と思っても念には念を押して注意深く行動しないと大切なものを失ってしまいます。
参考にして気をつけて下さいね。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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