おすすめ！ナースママが思いついた子供の自由研究

ナースだから思いついたおすすめ子供の自由研究

夏休みになると決まってあるのが自由研究の宿題です。

看護研究をするのと同じように子供も課題選びに悩んでいます。

悩んでいるうちに日々過ぎていき、夏休みが終焉に近づいて慌てて頼られるのは嫌なものです。

そこで看護師の私は次のような自由研究を子供に提案しました。

実は、これは私が看護学生だったときに夏休みの宿題として出されたものです。

1週間、食べたものとウンチの性状をひたすら観察しました。

実際やってみると、よく噛んでいるつもりで噛んでいないことや、繊維質の多く消化の悪いものが何かよ～くわかりました。

ご存じの通り食べるものによって臭いもかなり違います。

規則正しく生活をした時と、夜更かしをしたとき、運動をした日など排便に影響がでるか調べてもいいかもしれません。

子供はウンチが好きです。

私の子は、スイカを食べた後のウンチに一番感激していました。

下の子がまだ乳飲み子だったので、赤ちゃんのウンチも興味深々に観察していました。

大人のウンチは違うかもしれないと思ったのか、お母さんのウンチも見せてと言われた時は可笑しくもあり戸惑ってしまいました。

市場にはウンチ絵本やうんこドリルなどが出回り人気を得ている今、興味をもってできる子供が多いかもしれません。

子供は、普段テレビドラマでしか見たことがない聴診器を実際に触ることができたということに歓喜していました。

しかも、「お母さんが持っているなんて凄い！」という目で見られます。

聴診器に興味を持ってくれたということで自分の心音や腸蠕動音を聞いてもらいました。

ただ聞くだけでは面白くありません。

運動した時、笑った時、怒った時、寝ている時など条件をつけて聞いてもらい心音は1分間の数を数えてもらいます。

腸蠕動音は食前・食後の音を聞いていました。

学年が進むと、自分の体の状態と自立神経との働きと結び付けられるのでおもしろいようです。

また、看護学生の時の行事の一環で、森林浴の時に聴診器で樹の音を聞いたことを思い出しました。

子供がそんな研究もできたら自然を大切にする優しい子に育ちそうです。

昔と比べ、聴診器も安くネットなどで簡単に手に入るようになりましたので、子供が興味を持っているならば家庭用に１つ聴診器があってもいいかもしれません。

下の0歳の子と自分の体の反射を確かめてもらい違いを感じてもらいました。

わが子は、あまり興味が持続しませんでしたが、面白いと思いませんか？

子供の年齢も興味に影響していたかもしれません。

興味のある方は、ぜひ試してみて下さいね。

同僚の子が、コーラに魚の骨をつけて実験をしていました。

歯が生え変わる年頃の時、タイミングよく自分の歯でできたらもっと面白そうですね。

実際にコーラが体に悪いことわかったら、むやみに飲まなくなるかもしれません。

観察したり体験したことを知識と裏付けするとさらに興味が深まります。

ですので図鑑など本があると便利です。

特に下記の本は、カラーで説明が分かりやすく、大人の私でも読んでいて十分楽しめます。

素朴な疑問にも丁寧に説明してあります。

読むと、改めて人間の体って生きるために上手くできているものだと感動します。

患者さんに分かりやすく説明する時にも役立つと思いました。

人間・命の歴史／小学館の図鑑NEO　／イラスト　今崎和弘、監修　松村譲兒、唐澤　眞弓

からだの不思議がわかる！／実行之日本社／著　山田真

最近は、もっとビジュアル的な写真が載っていたり、ポッポアップ式の子供のための図鑑があり、本屋さんで立ち読みすると楽しくて仕方ありません。

しかし、全部そろえるとかなりの出費になりますので図書館や科学館を活用するといいですよ。

さいごに
子供自身が課題を見つけられるように上手く関わることができればいいのですが、ついつい口出ししてしまうお節介な私です。

子供が体についての自由研究をすることで、自分の体に興味を持ち、自分を大切におもう心が育てばいいなと願っています。