独身・子供なしの不自由さ
こんにちは、ミントです。
皆さんは独身ですか?結婚されていますか?
お子さんはいらっしゃいますか?
それらが勤務地や休み希望に大きく影響することを感じた出来事がありました。
いくつかお話ししたいと思います。
独身者は3年で…
私が勤めていた公立病院は県内に4か所の病院を持っていました。
スキー場がある山奥から市内、島と県をほぼカバーしていました。
もちろん新人時代は市内の大きな病院で基礎を学び、働きます。
しかし、勤務して3年が経ち、独身でいると他の3病院に移動になるのです。
絶対ではありませんが、半分は移動になっていました…( ;∀;)
私は勤務3年目に結婚したため、移動はありませんでしたが、移動になった先輩や同僚はあまりにも業務内容が違い過ぎて、精神科疾患になったり、退職する人もいました。
それもそうでしょう…。他の3病院は僻地で業務内容は老人看護とほぼ変わらなかったようで、高度医療を提供していた病院とのギャップは凄かったようです。
また、山間部は雪がかなりの量で積り、ポジティブな人は「雪道の運転、上手くなって帰ってきたよ~」なんて言ってましたが、島の生活はほぼ隔離のようだったそうです。
これらを知ったのは就職してからのこと。
独身・3年…。試練があったなんて…。
勤務表は子供がいる人優先で組む
これはどこも同じかと思いますが、結婚していても子供がいなければ勤務希望は出せない状況…。
盆、正月、土日祝勤務は子供のいるスタッフから勤務は決まっていきました。
友達と遊びに行く…なんて約束もできない状況。勤務表ができてから自分の予定を組み込む形になりました。
夏季休暇も自ずと7月始めや9月に取るのがお決まりのようになっていました。
そんな時に思ったのが、一言「いつも優先させてもらってありがとう」という言葉が欲しいな~という思いです。
当たり前と考えてほしくなかったですね。
(そんな思いから出産後にOP室に復帰した際、何も希望を出さなかったら2年連続で大晦日の夜間拘束なんて勤務になりましたが…)
休日、夜間の呼び出し
休日・夜間は3人で病棟看護のため、急変の多かった私の病棟では3人では人手が足らない事もしばしば。
そうなるとヘルプを呼ぶのですが、呼ばれるのは必ず独身者…。
子供がいないと特に狙い撃ちでした(´;ω;`)
ひどい時は夜中の3時に呼び出しされ、そのまま日勤突入とか(#^ω^)!
独身といえど休みは休み。夜は眠い…。
呼ばれる事が頻回にあったため、休みが休みではない…。
夜が夜ではない…。お酒もおちおち飲みに行けない!
精神的拘束がハンパなかった…。
まあ、仕方ない事なんですけどね。
独身者は残業当たり前
私の勤めていた病棟はとにかく忙しい!!
一日に心臓カテ、PTCAなどが7件、開心術が1件の日はまだ天国。
(開心術後は一日、救命のICUに患者さんがいるため)
これが心カテ7件に開胸術2件となるとみんな病棟に帰ってくる!
しかも心カテからのバイパス術…なんてこともあり、何時に終わるか分からない…。
自分がカテ出ししたりOP出しした患者さんは自分が迎える!が決まりだったため、緊急OPが入れば何時に担当の患者さんの定期手術が終わるかなんて皆目見当もつかず…。
そんな中、子供を迎えに行かないといけないママさんナースは担当していた患者さんの情報を独身者に申し送り、帰って行くのでした。
それは仕方ないと分かっていますよ!
みんな協力して仕事をしないといけない、今後は私もお世話になるかもしれない、わかってるんです…が、日勤業務を終えるのが夜の11時(準夜勤じゃん…)なんてザラにありました。
まとめ
これは私がまだ出産する前の話で、独身時代の経験です。
それから色々な病院や施設を回ってきましたが、やはり今も子供がいる看護師が優先されている様に思います。
私も出産し、OP室への復帰では色んな方々に助けて頂きました。
こうやって持ちつ持たれつ、でやっていく大切さを痛感しました。
「いつもいつも独身者だけに任せて!!」とブツクサ言っていた私…バカ!!
しかし、周りのスタッフにちゃんと感謝の気持ちを言葉にして伝えるだけでも違うと思いました。
また、できる時には残業を買って出るなどの努力も必要だと思いました。
これは私が独身時代に当たり前のように帰っていっていた先輩看護師を見て感じた事です。
そして、思っていてもしょうがないので体現した私でした。
結局、両方の立場に立たないと分からない事もたくさんあるんだとしみじみ思いました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました☆彡
この記事を書いた人
- 看護学校卒業後、県立病院胸部外科病棟に就職。3年勤務し育休2年取得。年子で子供2人出産し、OP室復帰する。(その間、ケアマネージャーと福住2級取得)上の子が1年生になるのを機に特養に転職。3年目で交通事故に遭い、躁鬱病になり退職。直ぐに総合病院OP室に勤めるも短期間で退職。以後、脳外科病棟、ICU、皮膚科クリニック、特養立ち上げ、整形外科専門病院、老人病院、透析専門病院と転々とするも躁鬱病もあり長続きせず今は看護師お休み中です。
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