えっ！花粉症にも経口免疫療法！？～治る日がいつか来る！？～

さて、新年になりましたね。冬本番･･･と言ったところでしょうか。日に日に寒さが厳しくなってきています。

そして、２月頃から“あの季節”がやってきます。

そう、察しの通り“花粉症の季節”です。

花粉症を患っている方は毎年この季節が憂鬱でたまりませんよね･･･。

そんなわたしも実は花粉症を持っているんです。

｢花粉症って一度なったら治すことは難しい。｣

一般的にはそう知られていますよね･･･しかし、最近では｢対症療法としてではなく根本治療を試みている。｣という情報を入手しました。

また、花粉症の対策を春が訪れる前にコツコツとやっておけば怖くない！！という情報も･･･。

今日はそんな花粉症のお話です。

花粉症とは

花粉症は名前の通り花粉がアレルゲンとなり引き起こされるアレルギー疾患です。

日本による罹患率は高く、4人に1人の確率で発症しています。

スギやヒノキなど有名なものから、あまり名前の知られていないものまで約60種類上の原因花粉があると言われています。

しかも、花粉症って春のイメージですが実は真冬以外の通年で花粉症に苦しむ患者さんはいるんです。

近年では、小児における花粉症も報告されており1歳児あたりから徐々に発症者が増えているようです。

医療職ではない方達は、花粉症なのか鼻風邪なのか明確な見分けがつかずに治療(対症)が遅れてしまうことがあるようです。

症状

花粉症はアレルギー検査(血液検査)で、判明します。

主な症状と言えば、“くしゃみ”、“鼻水”、“目のかゆみ”です。

中には“口腔内から喉のかゆみ”を訴える方や、全身性の蕁麻疹や瘙痒感を訴える方も希に見かけます。

動物やダニ、ハウスダストのようなアレルギー症状と非常に良く似ています。

どの程度の症状が出るかは、その人によって違います。

アレルギーの重症度によって変わってくるので、自分では自覚症状がない(あれ？最近鼻水が多いかな？)ぐらいの方もいれば、外に出るのも億劫でたまらないという方も結構います。

私はかなり重症患者なので、小学生の時から春にはゴーグルをつけて暮らしていますし、2月から6月の間は洗濯物を外に干すこともできません。

これってアレルギーなの？鼻風邪なの？

前述したとおり、アレルギーなのか鼻風邪なのか見分けることが難しいこともありますので、花粉症の特徴と鼻風邪･･･それぞれの特徴を書きにまとめてみます。

きちんと見分けて、自分の病態にあった治療をしていきましょう！
※確定診断には必ず医療機関を受信してください。(風邪薬で花粉症は治らないし、抗アレルギー薬で風邪は治りませんからね･･･)

実際の治療では、根本治療は難しく対症療法が基本となっています。

つまり、今ある症状を“とりあえず抑える薬”が処方されるということです。

しかし、減感作という方法が近年注目されてきています。

対症療法

点目薬、点鼻薬、内服薬、微粘膜焼却(一般的にレーザーと呼ばれるもの)

根本治療

スギ花粉の舌下投与、アレルゲン皮下注射

根本治療をしようとすると、費用はかなり増えます。それが故になかなか踏み出せない方も多いようです。

アレルギーという疾患は、末なが～く付き合っていかなければならないものです。

私もかれこれ20年近く･･･。

そんな疾患ですがきちんとした対症療法をすれば日常生活で困ることはないくらいには症状を抑えることができます！

あれ？おかしいかな？

と気がついたら早めの受診をおすすめします。あなたも隠れ花粉症かもしれませんよ･･･。