有意義な出産・育児休暇を過ごしたい願望と現実①
1年の育児休暇をとらせていただきました。
社会人になって1年という長期休暇が取れるなんて「今しかない!」と期待と希望で胸を膨らませ育児休暇に入りました。
でも、現実は・・・
初めての出産休暇ー出産前
はじめての育児休暇今までしたいと思っていたけどできなかったことが溜まっていたので、育児休暇に入った時は嬉しくてたまりませんでした。
まずは、録音していたけれど時間がなく溜まっていたTV番組見たり本を読んだりしていました。
生まれてくるわが子のためにベビー服を作ったり、バックなどのスリングなども作りました。
周りから子供が生まれるとなかなか身動きできなくなると聞かされたので、遠くはなれた同級生に会いに行ったりもしました。
働いているときは、夫にもなかなか手をかけてあげられなかったので、手の込んだ食事を作ったりもしました。
しかし、そんな私の思いとは裏腹に仕事人間の夫は、職場の飲み会も仕事のうちと考え、せっかく作った夕食を作ったのに「今日は上司に誘われたのでいらない」とということが続きました。
今まで夜勤ですれ違っていたので気にならなかったのかもしれません。
真面目な夫にそんなことで怒るなんて未熟ではないかと思ってもみましたが、ついに堪忍袋の緒が切れ、夫の目の前で作った料理を愚痴りながら捨てて喧嘩をしました。
今思えば、自分の愛情を押し付けと、社会とのつながりがなくなり日々の話し相手が夫だけになったのに日々いないとイラついていたのだと思います。
こんなイザコザもありましたが、子供が生まれ幸せな時を迎えました。
第1子目が生まれた時の幸せときたらなんとも表現できないくらいです。夫も私もわが子を見ているだけで幸せなのです。
「子はかすがい」とはよく言ったものだと思いました。
しかし、そんな幸せは長くは続きませんでした。日々、家事と育児に追われる中で、社会から遮断されたような気持になってきました。
それを打ち消すかのように、子供をラクビーボールのように抱えては外出ばかりしていました。
外に出ると、高齢者の多い地域に住んでいたので、すれ違うお年寄りが皆あたたかく声をかけてくれて、嬉しかったものです。世も捨てたものじゃないなと思いました。
区や市で行っている子育て広場や、イベントには欠かさず出席していました。
そこで会うママさんたちとも話すと、大体は同じような気持ちを持っていて安心しました。
また、育児休暇があけてバリバリ働いている同僚の話を聞くと不器用な私にできるだろうかと不安になったものです。
この時間を利用して何か資格でも取ろうかなとも思いましたが、そんな気にもならず育児で精一杯でした。
何しろ、夫の帰りはいつも朝は7時半出勤で帰りは22時すぎで、休日も出勤のことがほとんどで、全ての育児や家事を一人でこなさなければいけなかったためか、子供が眠ってから好きなことをしようと思っても、疲れて一緒に眠ってばかりいました。
ほとんど家にいない夫だったので子供が夫に懐かず、夫がいても子供の面倒はすべて自分でこなさなければいけませんでした。
子供が、ハイハイしだすともう目が離せなくなり気を張っていなければならず疲れはさらに増していきました。
なので時には、実家に帰りよく子供の面倒を見てもらっては眠って体を休めていました。
幸い初子だったので両親とも、すごく喜んでくれて孫の取り合いをしていたほどです。
ハイハイをしだすと、子供の動きたい欲求が高まりおんぶやベビーカーを嫌がったりするので、子育て広場や実家以外に出かけるのが億劫になっていきました。離乳食が始まるとなおさらです。
子連れで比較的自由に動き回れるのは、ハイハイ前です。
2回目以降の育児休暇
一人目が1歳過ぎてから、お姑さんと同居しました。
持つものが増え幸せが増えれば、それと同じぐらい苦労が増えるものだと思いました。
周りがよく言っていた「家庭に女二人はいらない」という意味がよく分かりました。中には、育児休暇を切り上げて復帰する人の気持ちがわかりました。
今まで目につかなかったことが、お互い目につくようになりイライラしていて一緒に居づらくなることがありました。
そんなこともあり私が育児休暇中、お姑さんが外に働きにでました。
それからは、親子水入らず気を遣わず自由な時間を過ごすことができたかというと、お姑さんが返ってくる間に家事を完璧にしなければというプレッシャーを自分でかけてしまい、子供をおんぶしては汗を流し家の中を日々動きまわっていました。
それはそれで充実していたのですが、どんなに頑張っても自分が思っていたようにはお姑さんにも夫にも褒めてもらえず空虚感が募っていきました。
今思えば、良き母、良き嫁と評価してほしい願望が強すぎたのです。
長くなりましたので続きは次に書きたいと思います。
最後までお付き合いいただき (人’’▽`)ありがとう☆ございました。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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