バツ１ナースが医師と再婚・人生何が起こるかわからない！！

以前の記事を読んでくださった方はご存知の通り、私はバツイチです。

離婚後は、どんな男性を見ても、「この人は家で家事を手伝ってくれなさそう」「この人亭主関白っぽいなぁ」「この人は怒ったら人が変わりそう」・・・

頭の中で、そんな事ばかりを考えてしまい、男性への興味も感心もゼロ。

もちろん、主人の事も全く気にしていませんでした。

初めて主人を見たのは、主人が研修医として病棟に回ってきた時。

いつの間にかいなくなり、翌春、耳鼻科に入局してきて、「そういえば、あんな先生いたな～」と思い出した程度でした。

私の（主人に対する）第一印象は「田舎者」

主人の（私に対する）第一印象はは「怖そう」「近寄りたくない」

当たってます！！！

当時、私はチームリーダーや学生指導、リンクナースなどをしていた事もあって、いろんなところで、いろんな事を注意していました。

保育園のお迎えに間に合うように仕事を終わらせなければいけないし、かなり勢いあったと思います…笑

ナースステーションで話している時間なんてなあるわけもなく、頭も、体も、フル活動でした。

一方、当時の主人はというと…

そんな私をよそ目に、へらへらしながら他の先生やナースと話して、パソコンに向かいつつも全然手が動いていない( ﾟДﾟ)

で、仕事が全く進まなくて、ずれ込み、日付が変わるぐらいまで病院にいて、そのまま病院に泊まる。

自分とは正反対の主人に「（この性格）信じられない(‘◇’)ゞ」と思ったし、苛立ちさえ覚えていました。

私は、例えば看護研究のデータ集めや抄録作りなど、しないといけない事があると、早くそれを済ませたいし、済ませないと落ち着かないタイプ。

主人は、締め切りギリギリになって、さらに上司から言われて、ようやく動き始めるタイプ。

と、こんな感じで全く正反対の私たちでしたが、仕事以外の部分の価値観が意外と合い、日々の仕事や、○○会といった病棟の行事を通して、不思議と距離が近くなっていきました。

今でも、とりかかりの遅い主人にイラッとする事は多々ありますが、当時は〝ある意味強い〟主人に、自分にないものを感じ、惹かれました。

そして、主人は、患者さんに本当に、すごく優しいのです。

第一印象の「田舎者」の通り、主人は地方出身。

患者さんとの会話の最中にも時々方言が入り、またこの方言がまた温かく、ほっこりした感じで、患者さんからすごく人気がありました。

患者さんの話を最後まで聞く。穏やかな表情と、話し口調で、怒っていた患者さんも、最後は笑顔になるほどでした。

〝とりあえず仕事を片付けていく〟という私の仕事スタイルとは全く違う主人。

自分にはできない事ができる主人を、尊敬するようになりました。

逆に、主人も、自分と正反対の私を尊敬してくれるようになっていたそうです。

当時の同僚が、主人と私の共通の友人だったので、その人たちも一緒に何度かごはんに行ったりしました。

娘と2個1の自分なので、そんな時は娘も絶対に一緒でした。

そのうち、娘も含め3人で会う事も増え、自然な流れで「結婚」を意識するようになりました。

最初から子どもが一緒だったから、行先も限られるし、デートらしいデートはした事がなかったけど、それを楽しいと言ってくれる主人に、救われました。

娘も主人を慕うようになり、再婚しました。

そして、長男を授かり、今は4人家族になりました。

離婚してからの、娘と2人の生活は、忙しいながらも楽しかったし、この先、もう結婚はないなぁ～って思っていたので、意外と早いタイミングで、しかも自分のタイプとはかけ離れたタイプの人と再婚した事に、私自身驚きました。

色々と心配しましたが、新たに生まれた長男と一切差をつける事なく、娘を〝自分の子〟として育ててくれる主人のおかげで、子どもたちもすくすく成長してくれています。

感謝の気持ちを忘れず、家族4人、仲良くやっていきたいと思っています。