初心忘るべからず( •᷄⌓•᷅ )੨

こんにちわ！国立病院病棟勤務を経て派遣看護師や、イベントなんかでのんびり看護師をやっています。

記事を書くに当たって自分の過去で印象に残ってるのが｢看護師１年目のつらさや楽しさ｣です。

今日はその部分について振り返っていきたいと思います。

看護師が、避けて通れない緊張に溢れる１年目時代。

これから迎える方はどう乗り切ったらいいか･･･、遠い過去の方は１年目の頃の気持ちを思い出しながら指導に対しての姿勢をふり返る目的でぜひ読んでください。

それではいきましょう。

｢学生のゴール｣は｢看護師のスタートライン｣にすぎない

看護師になる上で、最初の難関は｢実習｣、続いて｢国家試験｣です。

看護学校時代にふるいにかけられ選別され、生き残った人にだけやってくる看護師への道。

はい、そうなんです。国家試験に合格したからと言ってゴールではないんですね。
むしろ、やっとスタートラインに立てたようなものですね。

そして、配属です。夏に就職活動自体は終わっていて、務める病院が決まっていても看護学校を卒業するまで配属先かわわからないことの方が多いです。

つまり、Ａ病院の内定を貰ったけど、卒業して入職直前までは呼吸器科なのか、小児科なのか、わからないってことですね。

ひどい場合には4月1日に、入職式ではじめてわかるなんてケースもあるようです。希望通りじゃないからって内定辞退ができない仕組みになっているんです。

希望通りに行かなかった場合でも、急変の少ない病棟ならまだストレスも少なく頑張れるようですが、希望以外で集中治療室やオペ室に配属された同期たちはかなりキツイものがあったようです。

私は希望通り行ったので、多少つらいことがあっても｢自分がやりたいって言った科なんだからがんばれる！｣と思い、１年目は耐え抜くことができました。

高校を卒業し、看護学校に３年間もしくは、大学に４年間通ったぐらいで卒業年度の春から｢医師の診療解除と一部医療行為｣が実施できるようになるんです。

そんな医療現場に、｢厳しさは必要｣だと私は思います。医療現場は、最も“馴れ合ってはいけない職場”なんじゃないでしょうか。

当時はものすごくプレッシャーを感じましたし、同期と比べられてるんじゃないかという不安、また１年しか変わらないはずの２年目看護師の先輩方のキビキビ働く姿が遠い遠い存在に思えて嫌気が差すこともありました。

もちろん、理不尽なことで怒られることもあったし学生の時に持ってた倫理観とかけ離れた先輩看護師の患者対応にゲンナリしたこともありました。

しかし、やっぱり先輩です。急変時の対応で差が出ます。
私が初めて急変を体験した時、どうしていいかわからなかったことがありました。

指導係の先輩が、患者さんだけでなく私にも“大丈夫だから”とフォローしてくれました。今となっては情けない思い出です。

技術のみならず、メンタル的な面でも、すごく脆かった１年目看護師でした。

同期の大切さに気がつく

１年目看護師をどう乗り切っていくか･･･私は、“同期に恵まれていました”。

一列スタートで走り出した同期は、ライバルでもあり、唯一気持ちを汲んでくれる“友”であると思います。

ひとりじゃ抱えきれない不安を持つ、看護師１年目にとって同期ほど大切なものはありません。
職場でのコミュニケーションをしっかりとるようにしましょう。

毎日泣いていたと言っても過言ではない看護師１年目。

毎日が、勉強と失敗の繰り返しでした。最初の１年で１割以上の看護師が退職すると言います。

それでも、やっぱり私が看護師でありたいと思ったのは｢人がつらくても、患者さんの笑顔を見たい！｣と自分の仕事に自信を持つことが出来たからできたからです。

今となっては退職しましたが１年目の頃の新鮮さはどの職場に行っても大切にしたいものです。

今１年目の看護師のみなさん。誰にでも１年目はあります。

あの看護師長にも、あの怖い先輩にも同じ１年目がありました。

つらいことはたくさんありますが、ある時から急に雲が晴れたように生き生きと仕事ができるはずです。

ぜひ、奮闘してください。