時間とエネルギーの無駄じゃない？と思う先輩とのやり取り2選

こんにちは、みしまです。

看護師になったばかりの頃、「何だか上手く馴染めないな」と感じることがよくありました。

色々要因はあったと思いますが、「回りくどいやり取り」もそのひとつとしてあったのではないかと、今になって思います。何というか…「このやりとり、時間とエネルギーの無駄じゃない？」というような。

もちろん私の経験上の話なので、全ての職場がこういう感じだという訳ではないでしょうけどね^^;

ということで、私が仕事中そんな風に感じたやり取りを、具体例として2つ挙げてみたいと思います。

自分の仕事は終わってるけど、先輩は何だか忙しそうな時に「何か手伝えることありますか？」って声をかけますよね。そうしたら「うーん…大丈夫」とのお返事。

「そうか、私じゃできない仕事ばっかりなんだな」と思い、引き下がります。そりゃ引き下がりますよね、あんまりうるさくしたらかえって邪魔になってしまいますし。

そうしたら、そのあと件の先輩の機嫌があまりよろしくない、なんてことがありました。

「私、何かまずいことしたかなあ」、と同期にぼやいたところ、「そういう時は一回断られても、もう一回訊いた方がいいらしいよ」というありがたいアドバイスをもらったことがありました。しかも、その先輩限定ではなく、先輩全体に応用できる対応としてです…。

「いやいや、なんなのその無駄なやり取り！？そうこうやってる内に仕事手伝った方がよっぽど効率いいわ！！スッと言ってくださいよ！」…と先輩に面と向かって言う訳にはいかないので、次からはもう一回押すようにしましたよ…(-“-)

例えばひとつ、ルーティンワークのような誰がやってもいい仕事が残っているとします。しかも幸か不幸か(？)自分は手が空いている…そうすると、「積極的に仕事をします」という姿勢を見せなくてはならない感じ、ありませんか？

「…あ、救急カートの物品チェック、まだしてなかったわ」「私がやります！」「いや、私が！」「今日は私が！」…もうダチョウ倶楽部状態です。若手しかいなかったら、実際「どーぞどーぞ」までやっちゃうときもあるくらいですよ(笑)。

何なんでしょうね、あれ。思うに、学生時代から実習中なんかに「積極性！」って言われ続けてきた後遺症だと思うんですよね。この例で言うと、救急カートのチェックに名乗りを上げた人全員が心の底からやりたくて仕方ないという訳ではなくて、どちらかというと「やる気はあるんです！」という姿勢を見せようとしているというか…。

というのも、こういう時に「積極性」を見せないと後々裏で先輩方に「あの子やる気ないよね」と言われてしまうのが怖いっていうのもあったりするんですよね。

そういった思惑があるとはいえ、こんな風に仕事の取り合いしている間に救急カートのチェックをした方が、効率的にはいいのではないかと思わずにいられませんけどね…。

この場ではこんなことを書いていますが、実際の現場でこういう場面に遭遇した時に「こんなやり取り無駄だからやめましょうよ！」ともの申すのは相当勇気がいることです。

人や長年培った雰囲気はそう簡単に変えられないでしょうし、変える必要もないと考えている人だっているでしょうからね。

実際私も、「後輩が入ってきたら、絶対あんな振る舞いをする先輩にはならないんだ…！」と心に誓い、やり取りはなるべくシンプルに、誰かに頼んでも大丈夫な仕事は素直にお願いするよう努めたりしました。

それで何が変わったという訳でもありません。でももしかしたら、誰かのストレスをちょっとだけ軽減できたのかもしれない、と信じています(^^)