HCUで役に立った技！

皆さんは大暴れしてなかなかケアをさせてもらえない患者様に手を焼いていませんか？

私のいたHCUでは救急当番の日には、お酒の飲みすぎで運ばれてくる患者様や暴力的な認知症の患者様など、まぁまぁヘビーな患者様が来られていました。

そんなときに役に立った技をお教えしたいと思います！

技といっても、対話術だったり看護技術ではないんです…

ここでお教えするのは、いわゆる「格闘技」というものです。

私自身高校から格闘技を教わっており、いくつか技を学んできました。その経験が活かされ現在も看護ケアに活用しています。

しかし、格闘技といいましても相手を攻撃するものではなく「抑え込む」技をお教えします。

誰でもできる技ですので、もしもの時には実施してみてください

人間の構造上抑えなくてはいけない部位を抑えておけばある程度のを抑えることができます。

その部位とは…

「関節」です。

正しく関節を抑えることで看護ケアを実施することができます。

しかし、この技をする際には必ず抑える人とケアをする人の2人体制、もしくは、複数体制で行ってください。

片手ではちゃんとしたケアができないと思います。

そして、患者様の中には骨粗鬆症の方で骨の折れやすい方や片麻痺により脱臼しやすい方もいますので、抑えすぎには気を付けてください。

ベッド上でルート確保をしたいのに手足を動かして大暴れする方がいることはないですか？

そんなときには両腕の肘、手首や両足の膝、足首を抑えてます。

両手が元気な人は両肘を関節を覆うように軽く握りベッドに押し付けるように抑えてください。

その時に手掌が上を向いているようにしてください。

例えば、手の甲にルート確保するのであれば必ず手首と肘を固定してください。

次に下肢にケアをする際には膝を抑えます。

このときも関節を覆うように抑えてください。そして、ベッドに押さえつけるようにしてください。

下肢は腕の3倍の力があるためできるだけ両手で抑えてください。

でないと、思い切り蹴られます。

興奮している状態であれば、手加減なくけられるので気を付けましょう。

私も、蹴られてあざができたことあります。(;’∀’)＜非常に痛かった…

気を付けましょうね。

認知症の方で寝たきりの方に多いのが、噛みつく方…

歯が抜けて少数しか残っている方に噛まれ指が抉られたこともあるため特に注意してください！

噛みつき癖のある人は大体が体を起こして噛みつきます。

まずは体を起こすのを阻止します。

両肩をしっかり手で掴み、軽く体重をかけるように抑えます。

これである程度の方は起きません。

しかし、ときたま唾を吐きかける方もいらっしゃいます。

その時には、顔を横に向けます。噛まれないように顎を軽く持ち口を閉じてもらうように抑えるだけで構いません。

この時に噛まれる場合もあるので気を付けてください。

噛まれるとしばらくズキズキと痛みますよ…

ここまでお教えしたことは手に負えない患者様が来られた時に実施する技です。

上記に書いたもの以外で患者様にとってより安全な方法があればそちらを実施するようにしてください。

この方法は下手に使用するとお互いをケガさせることがありますので必ず複数で行ってください。

たくさんの患者様とかかわる中でいろいろな体験をしました。

時に噛まれたり、蹴られたり、唾を吐かれたり…

( ;∀;)＜なんでやねん…

と思ったことは何度もありますが、患者様のためと思えばそんな些細なことは気になりません！というか気にしない！

私のように痛い思いをしてほしくない！少しでも看護師側のケガを減らしたい！と思いかきました。

わかりにくいところが多々あるかもしれませんが、少しでもお役に立てればと思います。

体が資本！お仕事が大変でも体は大切にしましょう！

ぐだぐだと長文にお付き合いいただきありがとうございました。

以上！