採血がとりづらい人への対策
みなさまこんにちは、ぼぶです。わたしは現在健診センターでの看護業務、主に採血の仕事をしています。本日は採血しづらい方へのわたしなりの対処法についてお話したいと思います。
健康な人を対象にした採血です
健診センターは20歳前後~80歳代くらいまでの成人が来る場所です。区民・市民健診がない時期だと受信者の年齢層はもう少しさがります。もちろん健診なので、健康な人や通院中の人が受診します。採血に関しては、主に座位か臥位で行います。わたしが健診に初めて携わったのは巡回健診からでした。巡回健診は企業や大きな会場に健診バスで出向くスタイルの健診です。巡回健診での小話もたくさんあるのですが、それはまたの機会に。
成人の方の血管はハリや弾力があって採血しやすいだろう、、、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが実際には本当に様々な腕の方ばかりです。教科書に載っているように血管が走行している人は6割くらいかなとわたしが感じるくらい、千差万別の腕があるもんだなぁと知りました。
採血をとりやすい人とりにくい人
以下に書いている事はわたし個人での意見であり趣向であるので、みなさんのご参考になれば幸いと考えている事です。みなさんが採血するときとぜひ比べてみてください。わたしは一緒に働く採血担当の看護師とよく採血あるあるを話しているのですが、採血大好きなわたしとしてはこの会話は情報共有できたり大きな学びができることもあり仕事とともに楽しみにしている事の一つです。採血するうえでわたしは独自に大まかな分類をしながら行っています。その分類とは
- ぽっちゃりしているか否か
- 女性か男性か
- 年齢(高齢者か否か)
- 見た目の性格
- 手先がむっくりしているか否か
- 筋肉質か否か
もっと細かく分類するとたくさんあるのですが、上記のような項目を呼び込みしてから席についてもらうまでの間でざっくり判定しています。わたしにとって採血がとりやすい人は太っても痩せてもいない人、男性、若い方、おおらかな性格の方、手先もむくんでいない方、筋肉むきむきではない方です。採血をとりづらい人の特徴はその反対です。
採血をとりづらい方への対策としては、
- 駆血帯を巻いたまま手を下におろしていただき、グーとパーを繰り返していただいて元に戻ってきてもらう
- 駆血帯をきつめにまく
- 水分摂取してもらう(水分摂取をしてもいい状況になってから行ってもらい、できれば白湯を)
- お湯やカイロで腕を温める
- 仰臥位になってもらう
- 肘の下に置いている枕の高さを変える
- 姿勢を整える
です。人によっては上記の対策が逆効果になってしまう人もいるため、人によっていろいろな対策を講じてみています。ちなみに、姿勢を整えるとは、体、腕だけは必ず正面を向けてもらうという事です。
よくいらっしゃるパターンとしては、採血が怖くて上半身ごとそっぽを向かれる姿勢です。受診者が楽だと思う姿勢で採血に臨んでもらったほうがいいなと思い、最初は自分が体の向きや針の角度を変えて採血していたのですが、やはり正面を向けていないねじれた姿勢だと血管もねじれてしまうようで、失敗してしまうことや受診者に苦痛を強いてしまうこともたくさんありました。
ベストな状態で採血
を最短で終われるように、少し言いづらくても受診者の方には姿勢を整えてもらうことを伝えています。
受診者の方の中で何回も失敗されるんです、いつもとりづらいといわれます、といわれる方も多くいます。わたしはそういわれると、どうしても採血成功させてやるーーーー!と燃えます。一度で済ませることができると、受診者の皆様はすごく安心した顔をされますのでこちらも頑張ってよかったな~と思います。
健診センターではまちがいなく一番嫌われるゾーンが採血ブースなので、いつも受診者の方から
などと直接言われています。ちょっぴり悲しくなりますが、その分一度で滞りなく採血できるととっても感謝されるブースでもあり、とってもやりがいのある場所です。
この記事を書いた人
- 何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
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何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
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