小児科にやってくるこじらせママン
こんにちわ!もうすぐバレンタインですね、我が家は娘とふたりでパパに手作りチョコをプレゼントする予定です。毎年デパ地下で開催する高級チョコフェアにももちろん参戦しますよ!
そしてゴ〇ィバやピ〇ールのチョコは自分の為に買います(笑)!夜中に仕事をしながら美味しいチョコを食べる至福のひととき・・・幸せ。
さて今回は、私が勤務する小児科にやってくるちょっぴり気になったママさんたちをご紹介したいと思います。
私自身一児の母親ですが、すごく共感できる部分もあったり、さすがにちょっとそれは・・・という部分もあったり、これを読んだ方はどんなふうに想うのかなって気になりますね。
独身の方、妊娠中の方、子育て真っ最中の方、子育てが落ち着いた方、それぞれの時期で感じ方も違うのかなと思います。でも読んでやってください。
これが世のお母さん達のリアルです、みんな頑張ってます(泣)!
家で様子を見れないママン
2歳の女の子、微熱と咳、鼻汁症状の為受診されました。その日は医師より「風邪ですね」という診断で、症状に合った風邪薬と、解熱剤をもらって帰りました。
翌日の朝、再び受診されたので、「症状が悪くなりましたか?」と医師が確認すると、「いえ、熱も下がったし、薬が効いてるせいか咳も鼻水も昨日より良いみたいです」とママさん(すごいギャル)。
医師:「え?じゃあなんでまた来たのかな?」
ママ:「心配なので一応連れて来ました」
医師:「うん、大丈夫みたいだから家で様子みようね」
ママ:「そうですか、わかりました」
そしてその翌日また来院。なんと一週間毎日来院されました。
こどもを心配する気持ちはわかりますが、やっぱり病院の待合室ってウィルスや細菌が多いし、せっかく軽い風邪で受診しただけなのに、余計に他の病気に感染してしまうリスクもあります。
もらった薬を飲んで自宅で安静にして過ごすのがベストだとは思うのですが、なかなかママさんの理解を得られず、結局咳と鼻汁が全く出なくなるまで毎日受診するという形になってしまいました。
まぁ仕事をしているママさんだったら絶対ありえない出来事ですが、きっとこのママさんは専業主婦で、日中家でひとりこどもをみていて不安だったのかなとも思います。
最後の方は医者のほうが怒っちゃって、「だからぁ!良くなってるんなら病院来なくていいでしょう!?」とか言われゃって・・・まぁママさんも話を聞いて欲しかったんだと思うんですよ。
今頃どうしてるかな、あのママさん。
どんな時でもこども中心ママン
4歳男の子と、30代前半ママン。その日は2~3時間待ちで、待合室もかなり混雑していました。人混みをかきわけて「〇〇さ~ん!」と声をかけると
まず普通のママさんだったら、子どもの手を引いてすぐについて来てくれるのですが、そのママさんは違いました。「〇〇くん、看護師さんが呼んでるよ、どうするの?」
いやお母さん、こんなに混んでるのに今それやるの!?
こどもが自主的に私について行こうとするまでまで待つママさん。診察室へ入ってからも調子は変わらず
「はい〇〇くん、先生になんて言うの?」
「先生が今日はどうしたの?って言ってるよ」
「自分できちんと言ってね」
「玉のお薬と粉のお薬どっちがいいか聞いてるよ」
まだ4歳だし、そんなに上手に答えられないし、できればお母さんに全部サクサク答えてもらいたいのですが、お母さんに聞いてることも全部こどもに答えさせるんですよ。
そして、答えられるまで待つんですよ(泣)それ家でやってくれよ!!って思いましたけど、そんなことも言えず、みんなで〇〇くんが一つづつ質問に答えてくれるのをじっと待つハメになりました。
そして診察が終わったあと「よくきちんと答えられたね~!偉かったね~!」とハグするママさん。いやだから家でやってくれよ、たくさん患者さん待ってるよ(泣)!
あのママさん、完全に自分のこどもしか見えてないんだろうな・・・すごいなぁ。
真冬にTシャツママン
0歳の女の子と20代のママさん。39度の発熱、インフルエンザ症状の為来院されました。その日は外来もそれほど混雑していなかったので、薬局に薬を取りにいく間、その赤ちゃんを預かることになりました。
私の腕に赤ちゃんを渡して、「よろしくお願いします」と病院を出ようとするママさんに「ちょっと!お母さん!上着は!?」と聞くと
ママさん:「上着?あぁ!!忘れてたぁ、私この格好で来ました・・・」
真冬の北海道ですよ、もちろん氷点下で、雪も降ってるし、そんな中Tシャツにスウェット姿で赤ちゃん抱いて、自分で車を運転してきたママさん。
よく見たら、すっぴんで髪はボザボサ。でも赤ちゃんはしっかり防寒スーツを着せられて、毛布にくるまれていました。もうなんか泣けますわ!
でも自分もそうでした、こどもの支度してたら自分の準備なんて全部後回し、寒いとか痛いとか言ってられないから。ましてや0歳のこどもが高熱なんてテンパっちゃいますよね。
薬局から鼻水を垂らしながら戻ってきたママさんに「お母さん、頑張ってね!」と声をかけることしかできなかったけど、「はい!」と答えたママさんの真剣なまなざしが、とても力強かったのが印象的でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ほんの一部しかご紹介できませんでしたが、なんだか思い出深いこじらせママン3名をご紹介しました。まぁ良くも悪くも子どもへの大きな愛は感じますよね。
他人事だと笑えるし、ちょっとコレどうなのなんて思ったりすることもありますが、子育てママさん達、みんな一生懸命ですよね。
ただ子どもの為に一生懸命なだけ、それだけなんですよね。「私もああやって母に守られて来たのかなぁ」と考えたりもしますし。
今日もまた、子どもを抱いたこじらせママさん達が真剣なまなざしで病院にやって来ています。
この記事を書いた人
- 看護師になってから今年で14年目になります。長いようで早かった。とくに結婚して子ども生まれてからの速さったらほんと光の速さでした。最近では20代前半の後輩の話に全くついて行けず、すっかりおばちゃんですがよろしくお願いします☆
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看護師になってから今年で14年目になります。長いようで早かった。とくに結婚して子ども生まれてからの速さったらほんと光の速さでした。最近では20代前半の後輩の話に全くついて行けず、すっかりおばちゃんですがよろしくお願いします☆
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