ナースはつらいよ

ナースなのに患者になってしまったあの日の出来事


こんにちわ!最近ボブヘアーにスタイルチェンジしたら「体型的にもブルゾンちえみみたいだね」と夫に言われ、複雑な心境の卵胞ぷり子33歳です!

子どもがまだ小さいので美容室ってなかなか行けないんですよ、それがこの間半年ぶり以上にやっと夫と休みがかぶって用事のない日がポっとできて

しかも当日に連絡したのに奇跡的に予約がとれたんです(奇跡の連続)!!

いつも担当してくれるスタイリストさんがいなくて「なんだぁ今日はあの神ワザの肩マッサージ受けられないのか」としょんぼりしてたんですけど

店長さんがやってくれることになって、そしたらなんだかいい感じにカットしてもらえて、しかも頼んでないのに白髪染めまでやってくれて(涙)さすがベテランさんは違いますね!

子ども産んでから気づいたんですが美容院てとても贅沢な時間・・・。

だって3時間とか4時間とか平気でかかるわけじゃないですか、しかもただ自分ひとりの為に。その時間あれば家中掃除して、買い物行って、晩御飯作って、お風呂も入れるわけですよ。

だからつい「美容室なんて後回し」と思ってしまうんですよね。

でもやっぱり久しぶりに行ったらすごくリフレッシュできて、すごく気持ち良かった!!そうそう人に頭洗ってもらうのって気持ちいい!!

若干ほくそ笑む私に「何かいいことありました?」と聞く店長さん。

いえいえ、そんな特別なことはないんです、ただこのひとときが幸せ過ぎて・・・。

絶対来月も来ます!夫にウナギでも差し入れて子どもをお願いしよう、そうしよう!

前説が少々長くなってしまいましたが、今回は私が以前自分が働いていた病院に入院した時の出来事を綴らせて頂きたいと思います。

あれはたしか看護師になって1年目の夏でした・・・

はじまりは突然の高熱

夜勤明け、なんだか頭が痛くて先輩に「なんか頭痛いんですよね」と話していました。夜食を摂る暇もなかったので、空腹とか脱水、寝不足のせいかなと思い、その日は勤務終了後、足早に職場を跡にしました。

自宅に着いて、お風呂に入り食事を摂ったあと、夕べ録画しておいたお笑い番組を見ながらベッドに入りました。

身体を横にしたのにも関わらず、頭痛はひどくなる一方で、「あれ?おかしいな」と思い、ふと体温を測ってみると40度ありました。

熱があるとわかると急に具合が悪くなってしまうタイプで、急に天井がグルグル回り出しました。

いやいや待てよ、私今晩も夜勤だよ。

その頃看護師長は・・・

まずは師長に今日は休ませてもらえるよう連絡しなくては、なるべく早いほうがいい!!

私はまず師長に連絡しました。しかし何度かけてもつながらない!そうだ今日は日曜日、たしか副院長らとゴルフに行く話をしていたな。

となると主任か、主任に電話しよう!

私:「もしもし主任さんのお宅ですか?私卵胞ぷり子ですがお休みの日に申し訳ありません」

主任:「あらこんにちわ、どうしたの?何かあった?」

私:「私今日、夜勤明けで今晩また入りなんですけど、今熱が40度ありまして、たぶん今晩絶対夜勤無理です申し訳ありません」

主任:「40度!?大丈夫なの!?症状は?シフトは調整するからゆっくり休みなさい」

私:「・・・・」(寝てる)

主任:「卵胞さん!?卵胞さん!?大丈夫!!?」

私:「・・・」(天井ぐるぐる)

主任:「明日内科の先生来るから診てもらいなさい!家すぐ近くでしょ!?」

私:「ひゃぃ・・わかりまひたぁ・・・」(はい、わかりました)

原因はストレス

翌日、病院に着く頃には発熱の他に激しい腹痛と嘔吐も出現しており、出張内科医よりストレス性の急性胃腸炎という診断を受けました。

自分ではそれほどストレスを抱えている自覚はありませんでした。でも新卒で入職したばかりで、実は結構疲れていたのかなと思います。

仕事自体はすごく楽しくて、整形の患者さんて元気な方が多いのでそういった方との関わりも面白かったし、勉強もそれほどハードな課題がなかったので、自分のペースでできたから良かったんですが

しいて言うなら人間関係でしょうか。女性スタッフ特有の裏表の激しい縦社会、おばちゃんたちのキャラの濃さ。まだまだ若かった私はかなり気をつかっていたのでしょう。

ストレスが原因と内科医に説明を受けた師長が看護部長へ報告し、すぐに院内にベッドを用意するよう指示を出しました。

いやいやちょっと待ってよ

病院にいるのがストレスなのに、ここに入院するの!?

用意されたのはデラックスルーム

「日頃からの新人ナースのケアが足りないのではないか」と看護部長から説教を受けた師長は、優しい笑顔(怖い)で病室に案内してくれました。

その病室は個室料金1泊2万円くらいのシャワールームを完備したデラックスルームでした。

たった2泊の入院でしたが、代わる代わる同期や先輩や上司が様子を見にくるので正直全然休むことができませんでした。

点滴も繋ぎっぱなしで、行動制限はあるし、食欲が出てきても病院食はまずいし、入院するって本当に大変だなぁと感じました。

夜中聞こえる看護師の足音、ドアの閉める音、小さな音でも気になってしまえば騒音になる。それまで全然意識していませんでした。

自分が勤める病院に入院するのは色々気を使ってしまうので、しっかり休むことはできませんが、でもそれ以上に実際自分が患者となり体験できたことは、その後の仕事に役立つ貴重な経験となりました。

できれば入院なんてしたくはないですが、いつも自分が与えているサービスをたまには受ける側になってみるのも何か新しいことを発見できる良いきっかけになると思います。

この記事を書いた人

卵胞ぷり子
看護師になってから今年で14年目になります。長いようで早かった。とくに結婚して子ども生まれてからの速さったらほんと光の速さでした。最近では20代前半の後輩の話に全くついて行けず、すっかりおばちゃんですがよろしくお願いします☆
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踊る中堅ナース♪
卵胞ぷり子
現在はクリニックで管理職やってます

看護師になってから今年で14年目になります。長いようで早かった。とくに結婚して子ども生まれてからの速さったらほんと光の速さでした。最近では20代前半の後輩の話に全くついて行けず、すっかりおばちゃんですがよろしくお願いします☆

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