ナースはつらいよ

災害後急増?!今だから知って欲しいPTSD【パート2】

こんにちは。しまりんごです。

今だから知ってほしいPTSDの第2弾☆PTSD、もしくはその予備軍である急性ストレス障害になってしまった方へのケアをお伝えしたいと思います。

熊本の大きな地震から1ヶ月以上経過しました。現地で頑張っている看護師さん、ボランティアさんへ。もちろん、災害後以外のPTSDでもケアは一緒です。

まずは、少し前回のおさらいです。

PTSDとは、外傷後ストレス障害の略で、生命や身体の統合性が脅かされる出来事を経験し、そのときに激しい恐怖、無力感、戦慄のいずれかを感じ、その結果として生じる特徴的なストレス症状です。

症状としては、フラッシュバックなどがとても有名ですね。

では、苦しみを抱えている人に対し、どのような援助ができるのかを見ていきましょう。

まずは、安全が確保できること

一番大切なことは、安全の保証です。生命の危機が脅かされるような経験から起こる病気ですから、まずは身体的安全が第一。それがあってこそ、次第に精神的な安全を確保していくことができます。

そして、とっても大切なことは、心のケアにあたる人との関係が安全であること☆まずは信頼関係を築いていくこと。それなくしては、心のケアなどできないのです。

なぜなら、トラウマを持った人は、そのトラウマを自分の口で語らなければいけないからです。

心理的ケアの原則

  • 安全の中での再体験
  • セルフコントロールの回復
  • 自己尊重感の回復

安全で安心できる場所で、信頼できる人に、トラウマとなった経験を語り振り返ること。その繰り返しで、外傷性記憶の処理ができると言われています。

しかし、その作業を急激に進めてしまったり強引に進めてしまっては逆効果。そのためには、対象者に「語らせる」のではなく、「自ら語れるようにする」必要があるのです。そのため、信頼関係は大前提。

あなただったら、思い出したくもない大きなストレスの原因を、話したいと思いますか?語ろうとすることで、その問題と向き合わなくてはいけないし、同時に思い出すという作業をするのです。

そのツラさを受け止めてくれるという信頼ができる人が相手でなければ、到底できないことでしょう。

信頼関係ができたとき、そこからが心のケアのスタートになります。

対象者の外傷体験や、現時点での感情や行動について話を聞き、受け止める

落ち着ける静かな場所で、対象者のトラウマや、気持ちなどについて聞きます。急いではいけません。無理やり心のドアをこじ開けようとせず、相手が語りだすまで待ちます。

それには時間がかかるかもしれません。なんでもない話をしてみるのも手。なるべく自然な流れで語れるようにします。

そして、とても大事なことがあります。語られたトラウマ体験や、その人が持つ感情、行動に対し、批判や否定を絶対しないこと。

そして、その語られたことに対し、その話を聞いた自分自身がどのような感情を持ったのか客観的に認識することです。

そうしておかないと、感情を無意識に投影したり、問題を回避したりしてしまう可能性があるからです。

アルコールや薬物の乱用がないかアセスメントする

人は苦しみから逃れようとするとき、大きなストレスがかかっているとき、アルコールや薬に頼ったりすることが多くあります。

それ自体に問題があるわけではなく、適切な量、方法でなかったときに問題が出てきます。

依存するようになると健康被害にもなりますが、引きこもりになってしまったり、日常生活に支障がでてきます。

しかし一方的な態度で指摘したり、行動の否定をしたりすることは避け、話し合うようにしましょう。

症状が異常な事態に対する正常な反応であることを説明する

ストレス障害として起こってくる症状が、正常な防衛反応であることを説明することにより、症状に対する不安を軽減し、自責、羞恥、自信喪失などの感情を抱かなくてもよいことを伝える必要があります。

時間の経過が回復につながっていくことを理解してもらうことが、なにより救いになります。

そして、自分が弱いからこうなってしまったのだというような考え方を正すことで、自己肯定感につながり、結果、自己尊重感の獲得につながります。

まとめ

いかがでしたか?災害後のPTSDに関して言えば、まず安全や安心の確保が難しいという側面があり、なかなか初期の対応としては難しいかもしれません。

また、その状況下では、トラウマ体験の真っただ中であり、振り返る余裕すらないこともあります。ようやく落ち着いてきたそのころに、一気に症状が出現することもあります。

PTSDからの回復は長い経過をたどることが多く、災害から何年か経った後でも持続的なサポートが必要になってきます。

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闘うワーキングマザー
しまりんご
精神科や緩和ケアなど経験がちょっと特殊!

育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪

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