ナースはつらいよ

認知症を診察できる適切な医師の見分け方

祖父母・老親の様子が最近ちょっとおかしい?認知症専門医に診てもらおうと思っても、まだ専門医が少ないのが現状です。

2008年4月から認知症専門医制度が始まったばかりなのです。

ですので、予約は1~2か月待ちであるというのが現実です。

そこで、そもそも専門医って普通の医師とどう違うのか?という疑問が浮かびます。

認知症専門医とは「日本認知症学会」や「日本精神科医学会認定認知症臨床専門医」が認定した医師のことで、きちんとした条件があり、各学会の審査に合格した医師が専門医を取得できるというものです。

しかし、通常の医師であっても経験豊かで認知症の診断や治療が可能な医師がいることに高齢者施設に勤め様々な医師に接するなかで気づきました。

そこでそんな医師や病院の見分け方についてご紹介します。

どの診療科に行くか

近隣に専門医がいないため受診が困難な場合もあると思います。そういう場合はお住まいの地域の医療機関を利用するしかありません。

精神・心療内科

認知症では、「うつ病」に似た症状が表れることがあります。特にレビー小体型認知症のうつ状態です。

実際、精神科・心療内科にかかる認知症が増えてきているそうです。よって精神病と認知症の見極めができる医師が多く存在します。

周辺症状である「抑うつ」や「不安」と「うつ病」の鑑別診断、心理療法的アプローチで症状を緩和してくれるでしょう。

「うつ病」と診断され治療を受けているのに症状が改善しない場合は、認知症かもしれません。

認知症を疑わず頑固に同じ治療を続ける医師ならば他の医療機関を受診したりセカンドオピニオンを利用しましょう。

脳神経外科

脳出血・梗塞など命に関わる緊急性の高い病気を専門としているため認知症を的確に診ることができる医師は少ないでしょう。

しかし、画像診断で(CT・MRI)でアルツハイマー病で見られる脳の萎縮や手術で治る認知症・突発性正常圧水頭症を治療するのが得意としています。

神経内科

神経や脳、筋肉に関係する認知症に似た疾患を診ることが多いため、認知症に関して知識が深い医師が多く存在します。

神経内科を経て認知症専門医となる医師が一番多いそうです。

パーキンソン病とレビー小体型認知症の症状は似ていて、パーキンソン症病の治療薬を投与すると症状が悪化することがあります。

その見極めが得意です。

老年科

高齢者のための総合診療の役割を担っています。高齢になるにつれて患うことの多い嚥下障害や骨粗鬆症、認知症など多くの疾患や低栄養、筋委縮などの症状全般を対象としています。

一つの窓口で多くの疾患を見てもらえることが利点ですが、全国で数が少ないのが難点です。

認知症を診断するにあたって適した医師とは

適した診断方法とは

  • 本人とその家族からの問診
  • 血液・画像結果
  • 認知症テスト(長谷川式簡易知能評価スケール、MMSEなど)

これらのことから総合的に判断し認知症のタイプやその治療法を決めていきます。

認知症専門医によるとこれら一つでも欠けてしまうと誤診や見逃してしまう可能性が大きいそうです。

そして早期であればあるほど一般の医師は認知症を診断しにくくの疾患と似た症状が表れるなどの理由で、見逃しや誤診が多く存在するそうです。

しかし、1を省く医師がいます。

そんな医師は、必ずと言っていいほど過剰な薬の投与で患者を押さえつけようとし薬を減らして欲しいという申し出も受けてくれません。

そこで適した医師を見極めるには

  • 様々な結果から(最低上記3つの検査結果)から総合的に判断してくれる
  • プライドがなく診断がつかない、なかなか症状が改善しない場合、認知症専門医(あるいは認知症に詳しい医師)を探してくれ紹介してくれる
  • 必要以上に薬を増やさない
  • アルツハイマー以外の認知症についても理解している

また、認知症外来で働いたことのある経験も含め、専門医であるないにかかわらず、本人やその家族の苦しみを理解しようと努め、本人が辛さが軽減できるように家族が介護しやすいように一緒に考えてくれる医師が適していると思います。

外来予約の時点で見極められること

初診の場合、「予約枠が1時間枠となっているか」聞いてみましょう。

他の診療科と変わらず短いようでしたら、本人・家族の問診や認知症テストを行わない医師でしょう。

画像診断と症状が一致したり相関関係があるわけではありません。

だから画像診断だけではダメだと、認知症専門医が強く訴えています。

また、徘徊や暴言、暴力がある方の診察を断っている外来もありますので確認しましょう。

さいごに

認知症は、正しい治療や対処を行うことで症状の改善が望むことができます。

その一方で誤った治療を続けることで効果がないばかりか症状の悪化を招くことがあることを実際に目の当たりにしました。

この記事を参考に、その方に合った医師や病院を探すのに参考にしていただけたらと思います。

この記事を書いた人

こごみ
十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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お年寄り大好きナース
こごみ
健康が一番!

十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。

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