塩まき霊媒師、メアリーさん

こんにちは、ミントです。

皆さんは自分に何か悪いことが重なるとお祓いなど行かれますか？

今回は私が躁鬱病になり、アキレス腱断裂にて手術のため入院していた時の信じられない出来事をお話したいと思います。

私は以前にもお話したように躁鬱病を発症しています。

それを悪化させたのは旦那の一言。

「俺は鬱なんかにはならないから、わからない」

「家のローンもあるし、頑張って働いてくれ」

のとんでもない言葉でした。

そしてある日、頑張っていたら頑張り過ぎてアキレス腱を断裂し、手術することになったのです( ；∀；)。

その現状について義母の見解は「こんなに立て続けに悪いことが起きるなんて、ミントさんには悪いものが取り憑いているに違いない！」という安直なものでした…（あなたの息子が悪化させたんですけどね…）

入院していたある日の休日、旦那がお見舞いにやって来て「今度、家の中をお祓いしてもらうことにしたから」との報告。

なんじゃそりゃ？Σ（・□・；）

旦那の口から義母の話を聞き、私は呆れに呆れました。

と同時に自分が家にいない間に他人に入られたくない！！という思いが強く、猛反対しましたが、「もう決まった事だから」で会話終了…。

心の中では「お前がお祓いしてもらって躁鬱病の勉強して、一回も付き添ってくれていない精神科の先生に話を聞け！！」とブチ切れていました。

でも、それを口にしても分る相手ではないので、私の返事は無言、でした。

それから一週間後の夕方、いきなり娘から電話がかかってきました。

「お母さん！今日、家にメアリーさんとかいうおばさんが来て、全部の部屋に入って塩をまき散らして行ったよ！！しかも、部屋が汚い、片付けろって怒られた(´;ω;｀)」とのこと。

まだ小学校低学年の子供にそんな事言うか？！

そんな事しても根本的解決になるか！！

塩撒いた後の掃除が大変じゃん！！

義母と旦那の頭ん中、やられてる！！と私の怒りはマックスに！！

しかし、入院している身。何もできない…。

とにかく旦那に電話して「塩撒かれた所、掃除して！！」と切れ気味に言いましたよ。

そんなイライラの中、ようやく退院許可が！！

久々に家に帰るといきなり玄関前に塩の入った袋が…。

家に入って全ての部屋、トイレ、洗面所を隈なく散策。

すると全ての場所に塩の入った袋が…(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ。

挙句の果てに車のスペアタイヤ保管場所にまで入ってる始末…。

子供たちの部屋のクローゼットの中にまで塩が撒かれている始末…。

こうなったらこのお祓いがどれだけ効果がなかったか見せつけてやろう！と塩袋はそのままにしておきました。

それから7年程経った現在、なんの効果もなし（笑）

それどころか、旦那の私に対する病気の理解のなさについに私は仕事ができなくなるほどに躁鬱病は悪化。

なので、そこら中に置いてあった塩袋を大量に回収し、表に「意味のないお祓い」「効果なし」「無駄なお金がかかって終わり」など、油性マジックで書きまくり、旦那の書斎の机に並べてみました(・m・ )クスッ。

結局、霊を祓えなかったのか、そもそも霊なんていなかったのか、義母・旦那が悪霊なのか…（笑）。

私は最後の考えが正解のような気がします。

人間はやはり不運な事や落ち込む事があると霊的なものの影響を考える生き物だと思います。

例えば、連続で担当の患者さんがお亡くなりになったり、自分が夜勤をする日は急変が多い、など続くと先輩から「ミント、お祓いにいった方がいいんじゃない？」

なんて言われる事もありました。

それでへこんでいると、他の先輩が「ミントに最期を看取って欲しかったんじゃない？それに、急変に対応できるから患者さんが安心して急変するんじゃない？ものは考えようよ！」

と言ってくれました。

物は考えよう…。確かにそうですね。

義母や旦那にはお祓いなんてする前に私の病気の事をもっと考えて欲しかったですね(´;ω;｀)

しかし、謎の塩撒きおばさん、メアリーさん。

私はあなたの置いていった塩袋からなんの霊気も霊力も感じませんでしたよ。

今もどこかで豆まきならぬ塩撒きをしているんでしょうか…。

最後までお付き合いいただきありがとうございました☆彡